百日咳の診断・治療・予防接種|東京都文京区の神楽坂ホームケアクリニック|江戸川橋|飯田橋|

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百日咳の治療

百日咳とは

百日咳は、百日咳菌(Bordetella pertussis)の感染によって起こる感染症です。季節にはあまり関係なく、1年を通じて発生が見られます。どの年代の方でも感染しますが、子供の感染者が多いです。
 

百日咳菌は、患者の唾液や気道分泌物に含まれます。感染力は非常に強く、咳やくしゃみで飛沫感染・接触感染をおこすため、家庭内や、託児施設などで感染が広がりやすい病気です。

百日咳の症状

百日咳は、感染して5~10日後に症状が出現します。鼻水や咳など、カゼのような症状で始まりますが、風邪薬や咳止めを飲んでも治りません。徐々に咳の回数が増え、咳の症状も激しくなります。激しい咳が刺激となり、嘔吐してしまうこともあります。
 

乳児の場合は、激しい咳で呼吸ができなくなることがあります。無呼吸発作、チアノーゼ(唇や爪が紫色になること)、けいれん、呼吸停止、低酸素血症など、重篤な症状を認めた場合は、酸素吸入が必要になることもあります。生後半年以内では死亡率が0.6%とリスクの高い病気ですので、早めに医療機関を受診するようにしてください。

百日咳の特徴

百日咳は、特徴のある咳を繰り返します。
 

・スタッカート:  コンコンコンコンと、むせるような咳をします。

・ウーブ:  咳の終わりに、長い息を吸い込む際に、ヒューという笛のような音がでます。

・レプリーゼ:  スタカートやウーブのような咳発作をを繰り返すこと。

百日咳の経過

症状が完全に治まるまでには、2~3カ月かかります。
 

① カタル期 約2週間つづきます。

普通のかぜ症状(咳、鼻水など)ではじまります。一般的な風邪薬を内服しても効果が得られず、次第に咳が強くなり、咳発作が起こるようになります。感染力が最も強い時期です。この時期に適切な抗菌薬(マクロライド系)を内服することで、症状を軽減することができます。
 

② 痙咳期 約2~3週間つづきます。

咳が激しくなります。痰はあまり出ず、乾いた咳が続きます。咳発作は夜に強くなりやすいです。顔面が真っ赤になり、瞼が腫れたりすることもあります。熱は微熱程度で、高熱は出ません。
 

③ 回復期 約2~3週間つづきます。

激しい咳は、徐々におさまってきます。その後も時折、発作性の咳が出ることがあります。
 

百日咳の診断

百日咳は、初期の症状だけでは風邪と区別がつきづらく、診断の難しい疾患です。そのため百日咳は、咽頭ぬぐい液を採取し、LAMP法による遺伝子診断(百日咳核酸検出)をおこなうことにより、制度の高い診断が可能となります。検査結果がでるまでに、3~4日かかります。
 

百日咳の治療

百日咳の治療には、マクロライド系の抗生剤(エリスロマイシン、クラリスロマイシンアジスロマイシンなど)の内服が有効です。感染初期のカタル期に内服することが大切なので、できるだけ早い時期に医療機関を受診してください。痙咳期になってからでも、他の方への感染を防ぐことができますので、治療は必要です。

百日咳の予防接種

百日咳の予防には、ワクチンの予防接種が有効です。 百日咳のワクチンは、四種混合予防接種ワクチン(DPT-IPV)、三種混合ワクチン(DPT)に含まれます。
 

・四種混合ワクチン(DPT-IPV):ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオの混合ワクチン

・三種混合ワクチン(DPT):ジフテリア・百日咳・破傷風の混合ワクチン
 

ワクチンの定期接種によって、感染リスクを8割程度減らす効果があることから、厚生労働省は生後3カ月~1年以内に3回目までの接種をするよう指導しています。(※ 4回目はその1年後に接種)
 

予防接種による免疫効果は5年程度で低下します。ちょうど小学校入学の頃に効果が弱くなってきます。百日咳の予防のためには、小学校入学前に任意接種(自費)で三種混合ワクチンを接種するとが推奨されています。または、11歳時に接種する二種混合ワクチンの代わりに、三種混合ワクチンを接種することも良いでしょう(自費)。
 

百日咳に感染した6か月未満児への感染源について、約3割が両親から感染したと報告されています。三種混合ワクチンは、成人の方にも接種可能ですので、ご希望の方はご相談ください。

百日咳の欠席期間

学校保健安全法では、『特有の咳が消失するまで、または、5日間の適正な抗菌薬による治療が終了するまで』と定められています。

百日咳の注意事項

成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。 また、軽症の患者からも菌の排出が認められますので、感染源として注意が必要です。
 

予防接種をしていない新生児・乳児がいる場合は、特に注意が必要です。幼い子供がいる家庭で患者が発生した場合には、予防的に抗菌薬を投与することも推奨されています。

百日咳の流行発生について

東京都文京区では、2016年に幼児を中心として百日咳の流行発生が認められました。今後も流行発生の情報が入った場合は、いち早く当院の公式LINEに情報を流しますので、ぜひLINE登録をお済ませください。

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なお、流行状況については、下記サイトもご参照ください。
 

東京都の流行状況
http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/pertussis/pertussis/
 

国立感染研の情報
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/477-pertussis.html

百日咳かもしれないと思ったら

百日咳は、早く診断し、早く治療を開始することが大切です。百日咳かもしれないと思った、早めに当院までご相談ください。

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